お盆連休の始め。

この日は帰省していた大学時代の同級生、

マツメン(まつ毛が長いイケメン)とコンビ。

ヤギの周りはほとんど関東に就職していて、

今でも関東に出張などで行くと、

7,8人で集まって飲み騒ぐくらい仲が良い。



しかしいわゆるオタクの多い学部だったため、

草食で小食な男子が多く、

女性の話題で盛り上がれるのは、

このマツメンともう一人くらいなのだ。



そんな貴重な存在、マツメンはネトナン勢。

マッチングアプリデビューの記事を書いたが、

始めるに当たってちょこっとアドバイスをもらっていた。

その流れで、ストナン未経験だけどやってみたいと相談され、

じゃあとヤギが誘ったのだ。



いつもハトメンとの待ち合わせで使うCafe Barで、

マツメンと合流。

お互いにビール一杯を飲み干し、

早速スタート!



今日も気持ちいいくらいに夏日、

外は人で賑わってる。

というか賑わいすぎてて、

少し落ち着いてターゲットを見定めたかった。

タバコ吸うフリして喫煙所へ。



※完全に余談だが、

ヤギは生まれてこの方タバコを吸ったことがない。

匂いが嫌いだし、

お金を掛けて不健康になる意味が分からないからだ。

しかし昔からルパン三世に出てくる

次元大介の喫煙姿にはえらく憧れていて、

つい最近ベイプ(電子タバコ)を購入。

ニコチン・タールが入っていない、

柚子のリキッドで爆煙を楽しんでいる。

女子からも煙が良い匂いと好評だ。



喫煙所でベイプをふかしながら、

物色する。

物色すればするほど、

すぐ目の前の横丁で一升瓶片手に騒いでいる

女子3人組が1番可愛くて楽しそう。



しかしこれまでヤギはコンビナンパの際、

2人組以外を徹底して避けてきた。

ネット上の記事で、

「3人組は女の子同士が意思統一を図れず、たとえ2人がこちらを良いと思ってくれていても1人がグダると一瞬で全員ダメになる。非常に連れ出し難度が高い」

といった文言が見たからだ。

ナンパという確率論に基づいたゲームの成功を

より確かなものにするために3人組を避けてきた。

しかしだからといって目の前の口説きたい女性を

スルーして良い理由にはならない。

ヤギはいま確かに3人組を口説きたいと思ってしまっている。

行くしかない!



外に設けられたテーブル席ではじけている彼女たちに、

ヤギ「こんばんは、3人で一升瓶は飲みすぎじゃない?w」

A子「・・・全部飲むわけじゃないですよ」

話しかけたら物凄い勢いで冷める女性陣(笑)

しかしそんなことじゃヤギの心は折れない。



ヤギ「せっかくだから5人で全部飲もうよ!この日本酒分は俺らが払うから!」

A子「えーどうする?」

B子「・・・」

C子「・・・」

ヤギ「うわ、めっちゃ嫌そうwそんな露骨に顔に出されるとさすがに傷つくわw」

B子「いやそんなんじゃないですよw」

ヤギ「じゃあいいじゃんw俺らもこの後用事あるから30分だけ一緒に飲もうよ」

A子「まあ・・・30分ならいいですよw」



オープン成功!

軽く自己紹介し合うと、なんと全員ハーフ!

日本×中国・韓国・オーストラリアとみんなバラバラで、

全員日本語のスクールで仲良くなった集まり。

韓国子は今は韓国へ戻っていて、

久々に遊びに来てみんなで集まっていたとのこと。



ヤギ「ごめん、久々の再開なのに俺らめっちゃ邪魔だねw」

韓国子「ほんとにさ...」



そう、この子こそオープン時に一切会話に入ってこなかった

C子である。

スト値6はあって可愛いが、正直一番ヤギの好みではなかった。

しかしこの一番盛り下がってる子を盛り上げなきゃ、

この後につながらない。

相方のマツメンはすでにオーストラリ子と良い感じに話し込んでいた。

中国子は3人の中で1番IOIを感じていたから、

中国子を軽くいじりつつ、韓国子をメインに和むことに。



次第に韓国子も笑顔が増えていき、楽しげにしている。

ヤギが韓国子と仲良さそうにしていると、

無理やり話に割って入ってくる中国子。

韓国子と和んでたら勝手に中国子の食いつきが上がっていた(笑)



3人で話していてびっくりしたのは、

韓国子と中国子が二人とも23歳の若さで整形していると暴露してきたこと。

どうりで可愛いわけだ。

整形して満足している反面、

「生まれてくる子供可愛くないんだよ?嫌じゃない?」

なんて塩らしいこといってきたから、

ヤギ「子供も自分の顔が嫌だったら整形すればいいだけだし、二人が気にすることじゃないでしょ。俺は2人が可愛くなってくれて嬉しいだけだけどねw」

って肯定的な意見をしてあげたら、

凄く嬉しそうに照れていて可愛かった。



日本酒も飲み切った辺りで、

女性陣は予約していた店に移動するとのこと。

付いていこうと打診したが、

これ以上粘ったら雰囲気が悪くなりそうだったから

LINE交換して後日準即狙いにし、放流することに。



ヤギ「韓国子、韓国帰るかもしれんけどLINE教えてよ」

韓国子「韓国ってLINEないんだよwだから無理w」

ヤギ「えっそうなの?!」

韓国子「そうだよ、カカオトークならやってるけど」

ヤギ「カカオやってないわ・・・じゃあメアド教えてw」

韓国子「やだよめんどくさいw」

中国子「もう私のLINE教えるからそれでいいでしょ!」



最後まで蔑ろにしていた中国子のLINEをゲット(笑)

正直1番タイプだったから嬉しかった。

無事マツメンもオーストラリ子のLINEをゲットし、

上々のスタートを切る。

時間はまだ21時前、今夜は長くなりそうな予感。



またも余談だが、

ヤギは刺身を食べる時以外、日本酒は飲まない。

お酒は大体好きだが、

悪酔いしてしまうから唯一苦手だ。



口直しにいつものビアBarへ。

美味いビールを何杯か飲み干し、

いつもの如く、

ヤギ「マスター、ちょっと出かけてきますw」

マスター「いってらっしゃいw」

席を確保したまま再び街へ。

何も言わずともわかってくれるマスターさすがっす。



Barを出てすぐのコンビニ前で、

色気のある2人組を発見。

グラマラスとスレンダーの2人組。

ヤギ「あの二人どう?」

マツメン「ぜんぜんあり!」

コンディションの良いヤギ、秒で声掛け。



ヤギ「こんばんは、飲み足りなそうな顔してるねw」

グラ子「えーそう?」

ヤギ「まだ22時じゃん、まさか帰らないでしょ?」

グラ子「うん、この後メンパ(メンズパブ)行こうかと思ってるんだけど、まだ店開いてないんだよね」

ヤギ「ちょうどいいじゃん、それまで俺らと飲もうよ。お酒何好きなの?」

グラ子「ワインだけどw」

ヤギ「良いとこ知ってるから行こw」



ビアBarを出てわずか10分、

まさに勢いのみで2組目の連れ出し成功。

ビアBarにいた常連さん達も驚いていた(笑)

※なぜかそれからそのBarで「世界の○○(ヤギの名字)」と呼ばれるようになる



自己紹介でヤギたちより1,2個年上だと知る。

年相応の色気がある感じ。

マツメンがグラ子、ヤギがスレ子を担当し、

セパした状態でスタート。

しかし、










始まってすぐの辺りから、ヤギの記憶はない。

ハーフ軍団と日本酒飲みすぎたせいだ。

マツメンはグラ子と大分良い感じだったが、

グラ子のメンパブ欲に勝てなかったらしく、

ヤギが朦朧としている間に放流したらしい。



そしてどこで記憶が戻ったかというと、



ヤギ「あれ今なにしてんだっけ?」

マツメン「あ、あそこの2人組どう?」

ヤギ「え、ああ行くかw」



まさに3組目に声をかけようとしていたところだった(笑)

2人ともスト値5と6の2人組。

ぼーっとした頭で話しかける。



ヤギ「こんばんはー、飲んでる?w」

5「あれヤギくんじゃん、久しぶりーなにしてんの?w」



我に返る。血の気が引く。

大学時代、別の学部にいてちょっと交流があった同い年の女の子だ...

しかもfacebookで繋がっているから、

ヤギに彼女がいることを知っている。

やっちゃった・・・と思ってすぐに放流しようとしたけど、

2人とも思いの外食いつきが良くて、

ヤギの意に反してカクテルBarで飲むことに。



カウンターで横並びになり、

ヤギの隣にはスト値6が座る。

しかし二つ隣にいるスト値5が気になって、

口説くモードに入れない。

結局いま彼女がいると正直に話し、

適当に盛り上がって解散。

ヤギにとって実りのない3組目となってしまった。



さすがに3時を過ぎ、

帰ろうかって話したら

マツメン「ビアBarの会計まだしてないよw」

ヤギ「え、それって・・・」

2組目の女性陣が飲んだ分も全て会計にプラスされていた・・・

痛すぎる出費・・・

お盆休みは始まったばかりなのに財布がとても軽い・・・



振り返ると3声掛け3連れ出しという人生初の豊作日となったが、

結局0即、1LINEゲットとクッソしょぼい結果に。

敗因は間違いなく酒の飲みすぎ。

これを自制しない事にはヤギの成長は見込めない。

確実に風向きが俺向きだっただけに、

悔しい夜となった。



後日唯一LINEゲットした中国子とデートの約束を取り付けた。

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しかし中国子の体調不良で前日にキャンセルされ、

それ以降仕事が平日休みなのも相まって

未だにデートは実現できていない。

つくづく悔しいですッ!!!