ある日、伝説の擬態即師イセさんからLINEが届く。
擬態即って何ぞやって方はこちら↓
https://note.com/liillililill/n/n1b6c1fd1d28f
どうやら僕にキープをパスしてくれるらしい。
※今回のパス子=tinderで日夜イケメンを食い漁るアラサービチ女子
ナンパ界隈では、
ゲットした女の子をセックス承諾済みで別の男に渡すことをパスという。
良くある話だが、実はヤギ、今までパスしたことも貰ったこともない。
初めての経験に胸が躍った。
![デブの男の方が私より胸があると気づく - 2017年05月06日のイラストのボケ[50431466] - ボケて(bokete)](http://d2dcan0armyq93.cloudfront.net/photo/odai/600/177c096d97da2dc7c9f2f3b60a981a4c_600.jpg)
※最近太り過ぎてキセクに「私よりおっぱいあるねw」と言われたがそういう意味ではない。
しかしよくよく読み進めると、
どうやら僕の知っているパスと違う・・・


ヤギ、ここで気づく。
ああそうか、パスってイケメン同士だから成り立つものなのか。
そりゃそうだよなあ・・・
先日アップした証言動画でもそうだが、
ヤギは顔が刺さることはほぼ無い。
いま自分のナンパ音声動画作ってて、音源漁ってたらピロートークで【顔は好みじゃないけど何か即られた】という悲しい証言音声を発掘した。(ナンパ師としては、顔刺しせずにゲットしてるから嬉しい🥺)
— ヤギ@ストナン講師 (@motemoteyagi) June 4, 2021
顔刺さってなくても即れる時は即れる。
諦める理由にはならない。https://t.co/g59Z0uiziT
そりゃサバンナ高橋みたいな顔して、
メイクもせず、黒ぶちメガネかけたままナンパしてるんだから、
そりゃそうなんだけどさ。
こうやってはっきり突き付けられるとそれなりに来るね;▽;
しかも初手【顔グダ】で始まった上に、
【ヤギ=真面目な婚活男】として紹介されており、
当のパス子は【遊びは辞めた】【絶対に即られない】という設定で来る模様。


・・・・・・・・・・・・・・・・・。^^
いせさん?もしかして僕で遊んでますか?;▽;
しかしスクショで煽られている通り、
クリロナの弾丸ブレ玉シュートみたいなパスを美しくトラップした暁には、
ストナン講師として拍が付くのは間違いない。
しかもブログネタにもなる!
タイトルは、そうだな・・・
【婚活擬態tinder女子を顔グダ乗り越えて即った話】
よーし、やってやるぜ^^^^^
そう考えていた私は手の施しようのない阿呆だった。
LINEでパス子とやりとりが始まる。
ストナン講師を名乗ってはいるが、
僕は正直、性格的にはネトの方が向いていると思っている。
メッセ、電話メンテは自信しかない。
その日の内に電話→翌日にはアポ日を確定。

アポ日確定後も盛り上げ続けた。
向こうからアポ数日前に飯打診が来るほど、
食い付きも上がっていた。

そしてアポ当日。
今日は髪のセットも上手くいった。
在宅で昼寝もできたから疲れもない。
スマホ上でできる最大限の食い付き上げもした。
パス案件にこれほど力を入れた者が未だかつていただろうか。
全てが整った。
後は・・・抱くだけだ。
待ち合わせ場所で待っていると、
パス子登場、目力強い系のかわいい子。
スタイルも良い。
さすがイセ様。
しかし僕は早々に気づいてしまう。
居酒屋へ向かい、並んで歩く時の距離感。
電話時と違う声のトーン。
ストをやっていると、女の微妙な変化が手に取るようにわかる。
女はいつだって、言葉以外で気持ちを伝えてくる。
冷めそうになるテンションを無理やり奮い立たせ、
居酒屋到着。
電話メンテで粗方自己紹介はしていたから、
そこからはお互いの趣味やらコアな話に。
たまたま驚くくらい合致してる趣味があって、
その話でめちゃくちゃ盛り上がる。
少し流れは変わったかのように思えた。
さあ、ここから男女の空気を作っていく。
いつものように恋愛観トーク。
「学生時代で遊ぶのはやめた」
「今まで〇人と付き合って、経験人数も大体それくらい」
「一夜限りとか意味ない」
婚活女子としては完璧な振る舞いであるが、
全部ダウト。
その辺はイセさんから前情報聞いてるから、
溢れ出る嘘に急速に冷めていく。
僕は基本的に女性の言っている事を疑わない。
疑ったところで本当のことなんてわからないから。
でも今回は違う。
まあ僕だけが一方的に知ってるズルい状態で臨んでいるのが悪いんだけど。
仮にパス子がワンナイトやセフレじゃなく、
本当に婚活相手として僕と関係を築きたいと思ってくれているとしても、
どう転がっても彼女の気持ちに答える気はなくなっていた。
普段なら多少色使ってでも即れりゃいいだろって思ってるけど、
そんな気にすらなれなくなった。
僕は思っていた以上に嘘をつかれることに耐性が無いんだと気付かされた。
真面目な婚活男性を演じる気もなくなったところで、
いつものナンパで即る時と同じ流れに持っていくことにした。
自分の恋愛エピソードやライトな下ネタで盛り上がる。
さりげなく自然にハンドタッチできるいつものルーティーンを使う。
避けられる。
これまで150人以上抱いてきて、
このハンドタッチが避けられたのは初めてだった。
「ダメダメ、私いま手汗すごいからw」
続けてパス子が口を開く。
「私今日○○しなきゃなくて、後30分したら解散でもいいですか?」
瞬時に全てを理解する。
これは僕を傷つけないための建前。
ゲームオーバーのサイン。
元から圧倒的に顔グダ食らってた案件だ。
ストだったらそもそも連れ出せてすらいないだろう。
これ以上粘っても時間の無駄だ。
「ああ、じゃあ俺も明日早いしもう出よっか」
え、もう行く?みたいな少し驚くパス子を後目にお会計。
借りを作りたくないのか、
割り勘時に多めに出してきたのが余計に虚しさを膨らませた。
店を出る。
最後の望みをかけて手を繋ぐ。
通る。
ん?

まだ・・・あるのか?

一縷の望みをかけてホテインを試みる。
「え、私そんなつもりで来てない」
「そっか、そういう感じなんだ・・・」
ホテル前で圧倒的グダ。
分かっている。
分かっていた。
それでも僕はパルプンテを唱え続ける。
何か起これ何か起これ何か起これえええええええ
気付くと僕とパス子は人気のないビル影にいた。
キス。
通った。

ここまで来たら行けるとこまで・・・!!
秘儀「路上手マンルーティン」!!!
※前回アオカンブログ参照
ヤギ「(やったか・・・?)」
パス子「ねえ、それはさすがにない」
効果:女は真顔になる。

1mmも濡れてなかった。
僕も真顔になった。

ここでヤギのHP/MPどちらもゼロに。

最後、改札まで送ると、
パス子「もしまた会いたいと思ってくれたら連絡してね」
真意は分からないが、良い子なんだろうなと思った。
最後までなるべく僕を傷つけないよう配慮してくれたんだと思う。
社交辞令で今日の御礼LINEをすると、
全く同じ事を言ってきた。

この優しさに勘違いするほど、
僕はもう女に疎くない。
こうして僕とパス子の物語は幕を閉じた。
↓アポ後にいせさんに負け報告LINE、野外手マンはすでにパス子から報告済で笑った


僕がふがいないばかりにイセさんにまで気を使わせてしまった。
気を遣うどころかなんとお詫びにまたパスをくれると言い出す始末。

イセ様・・・一生ついてゆきます
ん?


さすがに2連は傷つくて^q^
しのっと^q^
コメント
コメント一覧 (1)
色々と学びになりました。
参考にする場面はあまりないかもですが女性心理を少しばかり分かったような気もします。